和音

今週,大学の近所に今月開所した社会福祉法人「交響」の新しい事業所「和音」に行ってきました。

交響さんは,障害者・難病患者のICT支援「miyasuku」のメンバーでもあり,戸坂福祉センターでの子ども食堂「らくらく広場」の運営に学生たちが一緒にかかわらせてもらっていて,公認心理師実習でもお世話になっています。

そんな社福法人が大学と同じ町内(東区牛田新町4丁目…まで同じ!)に生活介護事業所を開設したので,これはぜひ教育・研究・社会貢献のリソースとして活用させていただきたい。

大学から直接は見えないのですが,施設を出て道路に出ると,すぐそこに比治山大学が見える!…という超ご近所。大学の正門からは歩いて5分!

施設は3階建てで,3階は自閉スペクトラム症等による専門的支援を必要とする方,2階は医療ケアが必要な重度障害をもつ方に対応した施設になっています。そして,1階は地域コミュニティの場として,町内会活動や緊急時避難スペースとしても使えるように開放的なつくりになっています。

1階はエレベータくらいしかなくて…

奥に大きな部屋があって…

そこは「会議室」なんかじゃなくて「地域交流スペース!」

私のゼミでは,重症医療ケア児者の方たちが視線でコミュニケーションを行うための支援技術を開発していますし,発達障害の方たちの認知機能評価や発達支援プログラムを開発していますから,こんな近所に新しく実践フィールドができたことは大変うれしいことです。しかも,私たちは町内会のみなさんともかれこれ10年近く地元の牛田新町小学校の伝承遊びの授業を共同でやるなど,連携していろいろな活動をさせていただいている関係 (^^)。

社会福祉法人と地域,そして大学が,お互いにもつリソースを提供しあって連携することで,どんなハーモニーを奏でることができるか。さまざまなチャレンジができそうでわくわくします。