短期記憶容量を測定する

なんとか授業が終わって,少しだけ時間ができたので,ゼミの3年生の授業で作ったプログラムをワーキングメモリ道場に掲載してみました(その他の項目にあります)。

知能検査でも使われている数唱範囲課題(digit span task)をホームページ上でできるようにしたプログラムです。順唱と逆唱の両方に対応しています。

いずれ,きちんとしたWindows版の実験プログラムにして公開しようと思っていますが…プログラムの原材料は時間なのに,相変わらずの時間貧乏です。

私のゼミ(実験心理学研究室)では,こういう課題を実際に作ってみては,いろいろと条件を変えて試行錯誤をしてみたいなと考えています…すると,知能検査や神経心理学的検査が測定しているものって何なのか…テキストや論文を机上で読んでいてはわからない脳と心の働きが見えてくると思うのです。

p.s.
別件です。昨年の日本心理学会で,2020年ゼミ卒の新田芙美さん・堀口智佳さんと一緒に彼女たちの卒論を「ダーウィンの“相反の原理”はヒト表情にもあてはまるか?」と題して発表したのですが,優秀発表賞をいただきました! 2018年の同学会でも同年卒の岡﨑愛美さん・古山ちあきさんの研究「バーチャルリアリティ空間における月の錯視」で同賞をもらっていますし,ゼミ生の卒論が認められるのはうれしいことですわ~ (^^)。