マッカロー効果(McCollough Effect)
- McCollough効果は,通常の色残像と異なり,縞刺激の方向に随伴した色残効として知られているものです。
観察方法
- 下の「観察を開始する」というリンクか図1(テスト刺激)をクリックすると,テスト図版が表示されます。縦と横の縞からなるテスト図版で,まず,白色部分の色に大きな違いがないことを確認してください。
- その後,テスト図版をクリックすると,順応刺激(図2)が表示されます。順応刺激では,およそ10秒おきに赤色の縦縞模様と緑色の横縞模様が交替して表示されます。画面中央を見ながら,2〜3分ほどの間,観察を続けてください。
- 順応刺激を観察した後,図版をクリックすると,もう一度,テスト図版が表示されます。縦縞パターンと横縞パターンの部分の色はどのように見えるでしょうか。
観察のポイント
- 順応後,テスト図版の縦縞,横縞の色は,それぞれどのような色味を帯びて見えるでしょうか。また,残像色は,順応時の縞刺激の色とどのように対応しているでしょうか。
- この観察を行った後,10分程度経ってから,もう一度テスト図版だけを見てみましょう。その時,色残効は残っているでしょうか。単純な色残像の現象と比べ,McCollough効果はどの程度持続するでしょうか。
- 片眼で順応した後に,もう一方の眼でテスト刺激を観察してみましょう。その時でも,色残効は感じられるでしょうか。もし順応していない眼でも色残効が感じられるとしたら,それはなぜでしょうか。
- McCollough効果とは関係なく,単にテスト刺激だけを観察した場合にも,縦縞と横縞で明瞭さの度合が異なって見えることがあります。もしそのように見えるとしたら,それは我々の視覚のどのような問題によるのでしょうか。
図1.テスト刺激
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図2.順応刺激
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